実験的「氷河期ルーティーン」4〜ルーティーン帳簿実践〜

“実験的”ルーティーン

ルーティーン帳簿テンプレートと事例

前回の記事でお伝えしたテンプレートから、今回は具体的な記入について説明していきます。

この記事を初めて読む方は、よろしければまずは前回の記事

実験的「氷河期ルーティーン」3〜“魔物”たちとの対話〜

からご覧ください。

また、本記事をご覧いただく際には、実際に下記のテンプレートをダウンロードしてご活用ください。

あなただけのルーティーン帳簿を作成しようと思ったとき、作成そのものに時間をかけてはいけません。

ゼロから作成しようとしているうちに、心のエネルギーが枯渇してしまうかもしれませんから。

これはマイクロソフト社のエクセルソフトで作成したもので、おそらく多くの方には使用経験があるかと思います。もちろん使用したことがない方でも、簡単なので問題ありません。これでなくてもなんらかの表計算ソフトがあれば誰でも作れるハコになります。

近年ではパソコンもずいぶん安価になりましたし、デフォルトで表計算は組み込まれていることが多いように思います。これらはどうしてもパソコン環境がないと見づらくなってしまうので、お持ちでない方は思い切って安価なものの購入をお勧めします。

続いて僕が実際に使用している帳簿をご紹介します。

こちらも下の絵を見るよりも、まずはダウンロードして眺めて見てください。

縦軸に朝から夜までの大まかな時間軸、横軸には、月曜からスタートして一週間を網羅したもので、直感的にご理解いただけるのではないかと思います。

本当のところ、これらの項目を英語にして管理しています。

まさに中二病みたいでお恥ずかしいことをしているようですが本当のことです。

それでも、誰かに見せるものではありませんし、現に僕はこの帳簿を数年間更新し続け、独りでニヤニヤしながら遊びつつ生活を整えることにある程度成功しています。

自分だけがわかれば良いので、世界に一つしかない、あなただけの帳簿に仕上げていくと良いでしょう。

表記する文字だって、あなただけがわかる記号で構いません。忘れない程度で。

職種によっては休日が別の平日だったり、シフト制勤務の方は毎週休日が変わることもありますが、その場合は、ご自身でこのテンプレートを少しだけいじってご自身のライフスタイルに合わせた造りにしてみてください。

ところで先に示した事例①よりも項目が増えて、一見細かくなっていますね。

僕も初めは事例①のような、記入項目の少ない帳簿を数年構築していたのですが、

だんだん物足りなくなってきたんです。

どちらをたたき台にしていただいても構いません。

完璧主義はダメです。どのみち実践していく中で改訂されていくので、とにかく始めてみることです。

まずはダウンロードして、どこかの項目に1点を記入してみてください。右上の得点合計欄が自動的に加算されていきます。

ここでは僕の帳簿記入上のこだわりをいくつかお示しします。

項目は一見細かいですが、意外に空欄の項目があったりします。

これは後日思いついた習慣に取り入れたい行動を追加するための空欄で、「-」で塞いであります。

実際の曜日の記入欄には初めから「×」をして記入できないようにし、記入箇所がわかりづらいとか、考える時間を数秒でも減らすようにしてあります。

また、この事例②では月曜日の記入をする際に、他の曜日を薄黒く塗り潰しています。

これは注意散漫になりがちな情報過多の僕たち現代人にとって大切な集中力を取り戻す大切な「目隠し」で、記入すべき曜日に意識をフォーカスさせるテクニックです。

また、“やらずに済ませられたこと”にも点数を記入しています。

僕の場合は、平日の夜にカフェインを取らないことや、お酒を飲まないこと、エンタメ系の動画を視聴したりしないことです。

これらは制約がなければ思わず実行しがちなことですよね。

これらの時間を無くすだけで、一週間の生活は大幅に整うということが実感できました。

週末には掃除をする箇所を“限定列挙”することでごちゃごちゃしがちな頭の中をクリアにし、一週間に一つだけ棄てる何かを記入する欄も設けています。

そして記入そのものにも時間をかけてはいけません。

僕は毎朝この記入ルーティーンをしていますが、所要時間は多くて1分程度です。

そのほか、日中の業務の記載欄にも工夫をしていて、その業務の緊急度と重要度を10段階で記入し、その横に業務概要を記入することとにしています。

僕はこの帳簿を日中も開き、必要な業務の締め切りや、誰かに返信しなければならない電話やメールの用件などを見える化し、忘れないよう備忘録として思いついたことはすぐに記入するようにしています。

全ての情報を一箇所に集約することで、“僕が世界一無駄な時間”と考えている探し物をするタイムロスを無くすことができるようになりました。

また、大切な留意点として、一週間の行動に点数を記入し終えた後、その帳簿の箱を次週に上書きせず、コピーして上下左右のいずれかに貼り付け、過去の行動記録として残していくことです。

そうすることで過去の“行動日記”にもなります。

うまく伝わっていますでしょうか。とにかくまずはダウンロードして、何か記入してみること、実行開始まではボタン一つだけです。

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