実験的「氷河期ルーティーン」5〜日常を整える「ルーティーン」の“軸”〜

“実験的”ルーティーン

サーカディアンリズムに逆らわない

これからご紹介するルーティーンは、どれも僕が実践し、たくさんの啓発・ノウハウ本からインプットし、トライ&エラーを行いながら紐づけて構築してきたものでばかりです。

万人にマッチするかはわかりませんが、本稿の“対象者”であるあなたには響くものがあると思います。
そしてそれぞれ生産性と効率性を強く意識します。

生産性の向上は言うまでもなくどんな場面でも必要とされるもので、中年期に差し掛かった僕たち氷河期世代の限られた人生の時間の中で最大の効果を生み出すよう考え抜いて提案するものばかりです。

また、効率性は様々な意味で使われますが、ここでは各「ルーティーン」を実践する時間帯によって、最大の効果を発揮しやすいものを当て込むものです。
人間の生活には、どうやらそれぞれの行動に適した時間が存在することがわかってきました。

これは「サーカディアンリズム」と呼ばれるもので、このリズムに逆らわないようにルーティーンを配置します。
僕たち「氷河期世代」が職場ではむやみに上司に逆らわないのと同じですね。
そう、逆らわないことは僕たちの得意分野のはずです。
このバイオリズムに無理に逆らうと、集中力が散漫になったり、他の生活習慣へ悪影響を及ぼすことがあるようです。

また、僕たち氷河期サラリーマンはその日の終業時間をコントロールできない場合が多くあります。このことには説明の必要がないように思います。

終業時間が著しく遅延してしまった場合は、思い切って重要なルーティーン以外を切り捨てるようにしてください。

完璧に全てをこなせなくても生活の記録として残るため、それを見直すだけで自己効力感が得られます。

文面が膨大になってしまうのを避けるため、文献や根拠となるものは思い切って割愛しましたが、重要なエッセンスのみを中心にお伝えしていきます。

もちろん人によって順番が変わっても問題ありません。
また、基本的には大きなコストをかけず、一人でできることを中心にお伝えしますが、ポイントはあなたが納得して構築し、まずは実践して記録してみることです。
僕が提案する実践が、あなただけの具体的で実践的なアクションプランにつながれば幸いです。

日常を整える「ルーティーン」の“軸”

さて、日々の生活を“整える”ためにどこから手をつければよいのでしょうか。まず決める必要があるもの、それは睡眠時間です。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、生活を「ルーティーン」化するためには“軸”となるものを決定しないと不足の事態が起きたときにブレブレになってしまい、結局うまくいかないことになります。

その“軸”となるのが睡眠時間の確保です。
睡眠における科学の世界では、数年ごとに研究結果が入れ替わり、最新の情報を得ていないと時代遅れの科学を追及することになってしまうようです。
睡眠に関する書籍は僕も最低10冊以上は読んできましたが、最新の本数冊から僕が確かに吸収できたこと、それは、理想の睡眠時間はある程度遺伝で決まっており、いわゆる「ショートスリーパー」遺伝以外の人は最低6時間の睡眠時間を確保しないと、日中のパフォーマンスが大きく下がるということでした。

人によってはもっと多くないと日中に眠くて仕方ないという人もいると思います。

どうやら努力や根性で直そうとしても無理なようでしたので、僕は自分の遺伝子と戦うことを“諦め”、これを“軸”として受け入れることにしました。

まずはあなた固有の睡眠時間を見定めましょう。

ポイントは日中のパフォーマンスと眠気です。

この時の調子が良いことが、あなた固有の睡眠時間を読み解くサインになります。

数十年間生きてきた中、あなたは既に必要な睡眠時間を大まかに認識しているはずですので、これを測定するのにほとんど労力はかからないはずです。

必要なことは、あなたの遺伝子があなた自身に発信する“サイン”を聴き入れることです。

必要な睡眠時間を決めたらそれをベースに強制的に布団に入る時間と起きる時間を決め、生活を構築していきましょう。
ここからは僕の「ルーティーン」を行動時間に沿って具体例として挙げていきますので、それを参考にあなただけの「ルーティーン」帳簿に記載し、それを設定したあなたが、あなた自身と交わした“小さな約束”に点数を記入してあげてください。

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