実験的「氷河期ルーティーン」2〜「戦略ピラミッド」〜

“実験的”ルーティーン

「戦略ピラミッド」

ところで本シリーズで言う、人生を整えてゆとりを取り戻すとはどういうことでしょうか。

ここでは本書の目的をお伝えしていきますが、イメージしづらいかと思いますので、次の図をご覧ください。
※図1参照


これは「戦略ピラミッド」といわれるもので、企業経営ではよく使われる図になります。企業理念やそれに辿り着くための戦略、具体的なノウハウなどをピラミッドのように体系化したもので、ある企業が最終的に目指す世界観や存在意義、そしてビジョンや将来予測をもとに経営方針や目標を定めます。

次にそれらを実行するための具体的な経営戦略、それらを細分化して組織配置や技術・知識、システム等を取り入れることで実行を開始していくものです。

これらは必ずピラミッドの頂点から下に向かって決定していき、ひとつ上の階層を実現するためにひとつ下の階層が存在します。

そしてこれらは一般に上部構造と下部構造に分けることができます。
さきほどの例で言えば、
【上部構造:想像・抽象的】世界観  → ビジョン・予測 → 経営方針
【下部構造:実行・具体的】経営戦略 → マネジメント  → 戦術・知識
もちろんこの区分けは教科書人や企業により異なりまるものですが、大きくは抽象的な上部構造と具体的な下部構造に区分けできることに変わりはないようです。

人生の「戦略ピラミッド」

次にこれらを人生にあてはめてみます。次の図をご覧ください。
※図2参照


やはり大まかに上部構造と下部構造に区分けできそうです。

明確な価値観や理念、人生の方向性を持つことは、健康や寿命とも密接に関係しているという研究結果もあるようですのでぜひとも描いてみるべきでしょう。

経営学の教科書に従うならば、先に書いたとおりピラミッドの頂点から下に向かって決定していくべきところです。

しかしこの現代においては、この下部構造の最下層の部分がしっかりしていないと、人生の目的を描くことは極めて難しい時代になっているように思えてならないのです。
これは日本の教育においては世代にかかわらず「将来どうなりたいか」は問われても、「どうありたいか」は問われてこなかったからではないでしょうか。

しかしながら、価値観が多様化し、あまりにも変化のスピードが速く、情報が溢れかえる現代では、その堺がぼんやりしてしまうことが多いように思います。
そこで本書の位置づけを明確にしますが、まず人生観や大局的なビジョンといった決断を大上段から促す内容ではありません。

これからお話することはその下部構造の最下層部分である「戦術・実践」に限定した内容であり、まず喫緊の社会情勢やあなた自身の生い立ちと現状を十分に認識して、最初に取り組むべきことを明らかにします。

そしてそれらを「ルーティーン」という実践を通じて日常を整理・スリム化し、あなただけの“リズム”を構築し、時間と心のゆとりを生み出すことで、今後の人生の目的や本当に成りたい自分をあぶりだす・・・。

ここではつまり、人生戦略ピラミッドにおける「上部構造」への橋渡しをするための、内容を限定したミニマルな実践作業になります。

このシリーズでは、その具体的な実践作業について説明していきます。

よろしければ次回以降の記事もご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました